鹿児島市魚見町に本社がある丸天建設株式会社（水口隆浩社長）は４日、地元の町内会（佐野俊一会長）に自動体外式助細動器（AED）を寄贈した。
「地元とともに、地元のために」をモットーに社長等が生まれ育った地元の安心安全の一助になればと思い企画した。

贈呈式で水口社長は「夕方のニュースで、AEDで命が救われた報道を見たのがきっかけ。
また、今は亡き父親も地元　魚見町を愛し地域貢献をしていた。その思いを形にしたいという意思と、万が一の時を考え寄贈することになった」と話し、佐野会長にAEDを手渡した。

佐野会長は「高齢化が進み、町内でも60歳以上が約380人も居住。この公民館を活用してさまざまな活動を行っている。
もしもの時に役立つので非常に助かる」と感謝の言葉を寄せた。

贈呈後は早速、フクダ電子西武南販売株式会社鹿児島営業所AED担当の和田勇喜夫さんが取扱い説明会を開き、役員らは手順を習得しようと実演などから学んだ。

なお、同社では今年1月、AEDを導入。もしもの時に役立てようと講習会を開き、社員一人ひとりが手順を習得するなど先進的な取り組みを進めている。

（2014年6月7日鹿児島建設新聞4面）』